eラーニングでアニメ動画をどうやって使えばいいの? 使いどころを活用例で解説

我が社のeラーニングにもアニメ動画を導入したいな。

わかりました! ・・・ってどこから手をつければいいんだろう?

アニメ動画には、さまざまなメリットがあり、eラーニングに適したコンテンツと言えます。
メリットの詳細は、前回の記事をご参照ください。

しかし、やみくもにアニメ動画ですべての教育を行おうとしたら、膨大なコストがかかった挙句、学習者も長時間の動画を試聴するのに疲れてしまうことでしょう。
「流行りだから」、「若い人が好むから」といった理由でアニメ動画を導入すると、思ったほどの効果が感じられなかったという結果に陥りがちです。
では、実際のeラーニングでは、どのような構成でアニメ動画を活用すればよいのでしょうか。今回は、アニメ動画の使い所を活用例でご紹介します。

確かに、すべての学習をアニメで行ったら長編映画みたいになっちゃうね。じゃあ、どこに使えばいいの?

目次

活用例1 事例アニメ+スライド資料

まず一つ目の活用事例は、スライド資料との組み合わせです。

eラーニングにおけるアニメ動画の弱点として、自動で再生されていくため、一つの画面に細かい情報を入れることはできないという点があります。細かい情報はスライド資料に任せて、自分のペースでじっくり理解してもらえばいいのです。

アニメ動画は、「なぜこの学習をしなければならないのか」という自分ごと化する役割に絞ることで、費用対効果の高い教材を作成することが可能です。最後に確認テストを組み合わせることで、学習者の理解度を確認することもできます。
自社で内製したスライド資料で学習を行なっているケースも多いと思いますが、学習の意味も理解しないまま、会社から強制された教材では、果たして十分な学習効果が達成できるでしょうか。

スライド資料、アニメ動画のそれぞれの強みを活かした組み合わせですね!

活用例2 事例アニメ+リアル研修で原因と正しい対処法の解説

次にリアル研修との組み合わせ例です。

まず実際に自社内で起こった事故案件やクレーム案件などうまくいかなかった事例をストーリー立てたアニメで見てもらいます。この方法は、労働衛生や情報セキュリティ、コンプライアンスなどの研修に向いています。アニメを見るのはeラーニングで個別に行なっても、集合研修で一緒に見てもよいでしょう。

うまくいかなかった事例アニメを見て、「自分も同じようなことをするかもしれない」という危機感が芽生え、自分ごと化が進んだ状態で、講師によるリアル研修で、アニメを例に事故が起こった原因、どのように行動すればよいのか、を解説します。

通常の集合研修の冒頭に、アニメ動画を組み合わせることで、学習者の意識を同じ方向に向けたリアル研修へとつなげることができるのです。

我が社でもありきたりな集合研修は行っているけど、効果はいまいち・・・。まずは自分ごと化が大事というわけか。

活用例3 事例アニメ+グループワーク(アクティブラーニング)

最後に、グループワークとの組み合わせ例をご紹介します。

グループワークは、アクティブラーニングの手法の一つで、ただ受動的に教育を受けるよりも高い学習効果が得られるため、学校教育でも取り入れられています。リアル研修の組み合わせと同様に、最初に事例アニメを見た後で、グループで課題解決のための共同作業やゲームを行います。

事例アニメを見ることで、グループのメンバーに共通の課題認識が生まれます。各自が気づいた課題についてグループで話し合いながら、能動的なワークを行うことで、より深いレベルで実践的な学習を行うことが可能です。
この組み合わせは、例えばチームビルディングや労働衛生の危険予知活動などに適しています。

事前に同じストーリーを共有しているからこそ、グループワークも活発な意見が出そうですね!

まとめ

これらの事例は、実際に私がディレクターとして担当してきたごく一部の例です。青熊舎は、「社員教育がうまくいっていないが、どうやったらいいかわからない」というお客さまのお悩みに寄り添います。じっくりヒアリングさせていただいた上で、それぞれのケースに最適な組み合わせでご提案しますので、お気軽にご相談ください。

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